日別アーカイブ: 2018年5月24日

『お江と戦国武将の妻たち』

小和田哲男『お江と戦国武将の妻たち』(角川ソフィア文庫 2010)をぱらぱらと読む。
織田信長の妹のお市の娘で、豊臣秀吉の妻となった茶々の妹で、さらには徳川秀忠の妻となり家光を生んだお江の生涯を知りたいと思い手に取ってみた。しかし、大河ドラマの放映前にして、タイトルだけ新しくして再刊された本で、ほとんどお江のことは出てこなかった。タイトルにもある戦国武将の妻は、平安貴族のように部屋に閉じこもっているだけでなく、戦の現場に出かけたり、家族や女性同士のネットワークを駆使して情報を集めたりと領国経営の一端を担っていたということは分かった。