谷口狂至『アジアマリファナ旅行』(彩図社 2015)を読む。
カンボジア・プノンペンでマリファナ三昧で引きこもり生活を続ける著者が,アジア各地を周りながらマリファナの入手先や売人との出会いを紹介する。乾燥大麻や大麻樹脂(ハシシ,チョコ)だけでなく,効き目が強い液体大麻まで経験し,タイヤラオスなどの東南アジアだけでなく,インドやバングラディッシュ,パキスタン,チベットとの国境沿いのヒマラヤまで旅する。
ウィキペディアで調べたところ,マリファナの原料であるアサは生育速度と環境順応性の高さから、熱帯から寒冷地まで世界中ほとんどの地域に定着しており,日本でも古来自生しており、神道との関係も深いという。また,アサは生育が速い一年草であり、生育の際に多量の二酸化炭素を消費し、繊維質から様々な物が作れるため、地球規模での環境保護になるという意見もあり、実際にバイオマス原料植物として各国で研究・実用化が始まっているそうだ。
他国でも医薬品や穏当な嗜好品として合法化される動きが加速化しており,さらに環境に良いというと,一概に否定はできない存在となっている。