本日、芝増上寺や皇居周辺、神田神保町、上野あたりをクロスバイクで走ってきた。
昨日の夜7寺過ぎに埼玉県越谷市から浜松町まで一気に走り、駅前の公共の駐輪場に停めて電車で帰ってきた。そして、本日浜松町から都心をぶらぶら走り、上野から4号をずっと帰ってきた。2日間で往復80キロ超の道程であったが、高低差もなかったので楽々と走ることができた。今度は1日100キロに挑戦だ!
月別アーカイブ: 2015年5月
『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』
ランス・アームストロング『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく(原題:It’s Not About the Bike)』(講談社 2000)を読む。
自転車選手権で優勝するなど順調に世界一流の自転車選手の道を歩んでいた著者であるが、25歳の時に生存率20%以下という睾丸癌を発病してしまう。そして、一時期は生死の境を彷徨う厳しい病気との闘いを克服し、復活の翌年に自転車レース最高峰のツール・ド・フランスで個人総合優勝(その後取り消されている)を果たすまでの半世紀が綴られている。
先週以来疲れが続いたためか、また、翻訳の自叙伝を読むという経験自体があまりなかったためか、1週間くらいかけてやっと読み通した。この作品が仮に小説や映画であるとすれば、笑っちゃうくらいの典型的な青春物語である。苦境の中で発揮される本人の努力や周囲の温かい支え、勝負の駆け引きなど、三文小説にありがちな仕立て満載の作品となっている。
その後のランス氏の経緯を考えると、感想も素直には出てこない。しかし、素直な中学生や高校生が手に取る(取らされる?)「偉人伝」として読むならば、良質な作品として評価して良いだろう。
渡良瀬遊水池
『Goods Press』
「アナログな男の乗り物。」という特集が組まれた、雑誌『Goods Press』(徳間書店 2014/06)を読む。
モールトンなどのヴィンテージ自転車やカンパニョーロのパーツ、ブルックスの革サドルなど、“大人仕様”のこだわりの逸品が紹介されている。まだヴィンテージものへの興味はないが、ファッションとしての自転車の魅力の一端を知ることができた。
また、20年以上前にツーリング仕様のバイクに憧れたように、長距離サイクリングに特化した「ランドナー」に目を奪われた。
いつか、こうした自転車に荷物と好奇心を満載にして旅に出たいものだ。
『知識ゼロからのサイクリング入門』
三浦恭資『知識ゼロからのサイクリング入門』(幻冬社 2007)を読む。
日本自転車競技連盟強化コーチを務める著者が、スポーツバイクの購入に始まり、走行テクニックやメンテナンス方法、そして、レースなどのサイクルイベントや自分好みの改造方法など多岐にわたって丁寧に解説を加えている。
基本のフォームやコーナーリング、ブレーキング、シフトチェンジなど、自転車に乗り出して見て改めて参考になるところが多かった。特に、ケイデンス(1分間のペダルの回転数)を90回転に保つためのサイクルコンピュータの活用や呼吸のリズムなど、これから参考にしたいような内容もあり、時宜を得た内容であった。