地上波で1年以上前に放映された、第42回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作、ローレンス・カスダン監督『わが街』(1991 米)を観た。
人種差別や言われようのない暴力、家族離散など人間の絆がなくなっていくロサンジェルスに暮らす市井の人々の生活を描く。原題が『Grand Canyon』となっており、最後は登場人物全員がグランドキャニオンに臨むシーンで終わる。地学的な時間に比べれば本当にちっぽけな存在に過ぎない人間の人生を達観したような登場人物たちの表情が印象的であった。
『わが街』
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