私の家庭では、ヨーカドーのネットスーパーをよく利用しているのだが、先日愛飲しているサッポロの「ドラフトワン」を購入したところ、サービスでサントリーの「ストロングゼロ」というチューハイが付いてきた。アルコール分8%と高めの設定がウリの商品である。今日飲んでみたのだが、甘ったるいレモン味と高めのアルコールで、350ミリ缶1本で変な酔い方をしてしまった。この手のお酒はどうも苦手である。
月別アーカイブ: 2009年2月
「寮追い出しは違法」
本日の東京新聞の夕刊のコラムに、反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠氏の「寮追い出しは違法」と題したコラムが掲載されていた。
現在ニュースになっている派遣労働者の切り捨てを象徴する工場隣接の寮は、安い賃料による福利厚生の一環の社員寮ではなく、一般の相場の家賃を支払った賃借関係にあり、解雇・雇い止めによる強制的な寮の追い出しは違法であるというのが趣旨である。ひどいケースでは長野県松本市で一般に3万3千円で貸し出している物件を派遣労働者に6万円で貸していたケースもあるようだ。
湯浅氏は派遣労働者から様々な名目で金を吸い上げ、挙げ句の果てには、景気変動の波すらも個人の責任に還元しようとする社会のあり方そのものに批判を投げかけている。
『007慰めの報酬』
ウイングハットへ出かけた帰り道にララガーデンへ立ち寄って映画を観てきた。チェ・ゲバラの続編が観たかったのだが、時間が合わなかったので、ダニエル・クレイグ主演『007慰めの報酬』(2008 英・米)を観た。
「007」シリーズの映画を観るのは初めてだろうか? 確か高校時代にa-haが主題歌を歌った『リビングデイライツ』を観た記憶がかすかにあるのだが。。。
007というとイギリス諜報機関の悪を退治するヒーローという勝手な思いこみがあった。しかし、今作において、ダニエル・クレイグ扮するジェームズボンドは、悪を根絶するためには何をしても許されると、ハチャメチャなアクションと殺人を繰り返す。あまりボンドそのものに感情移入はできなかった。テンポよい展開で飽きがこないのだが、最後までイギリス諜報機関の事件への関わり方が分からなかった。
コロンビアで独裁政府樹立を支援し水道利権を食い物にする環境団体が今回の敵なのだが、いかにも現在進行形のテーマを扱っており、いかにも悪人づらした敵の商売の方に関心が向いてしまった。
『八月の路上に捨てる』
第135回芥川賞受賞作である伊藤たかみ『八月の路上に捨てる』(文藝春秋 2006)を読む。
離婚したばかりのアルバイト青年と再婚直前の正社員の女性が自販機の補充の仕事の一日
繋がっていそうで繋がっていなかった妻との出会いから離婚へ至る回想シーンと、同じく社会と繋がっていそうで繋がっていないアルバイト現場でのシーンが交錯する。
子どもを養うために新しい生活へと旅立つ正社員の女性と、結婚生活の終わりを迎える青年が一台のトラックに同乗する。
不安定な生活
パンフレット研究:高崎健康福祉大学
高崎健康福祉大学のパンフレットを読む。
大学名がそのまま大学そのものを表している。群馬県高崎市の高崎駅からバスで15分ほどの比較的通いやすい場所にある。大学の沿革などは全く紹介されず、冒頭から就職・資格に直結する大学のアピールが続く。健康福祉という大学名が示すとおり、医療事務関係の医療情報学科、社会福祉士や精神保健福祉士を目指す社会福祉学科、管理栄養士を目指す健康栄養学科、看護学科、薬学科、保育士や幼稚園教諭を目指す児童福祉学科の4学部6学科から構成される。医療情報学科はWebクリエーターや司書など幅広い資格が取れるそうだが、専門性は低い。他の学科は資格直結の専門学校と大差はない。ボランティアセンターや子ども支援センターなども設置され、地元に根付いてる大学のようなので存在価値はあるのだろう。