東京女子大学のパンフレットを読む。
1918年に新渡戸稲造を初代学長として創立され、「キリスト教を基盤としたリベラルアーツ教育」を根幹とした伝統ある女子大である。都心からは少し離れた杉並の閑静なキャンパスが女子大の雰囲気を醸しだしている。
学科紹介がパンフレットの半分以上を占め、特に英語教育に力を入れており、2年次までたっぷりと英語の授業が組まれている。伝統のなせる技か、古くは瀬戸内寂聴や森英恵、竹下景子など数多くの著名人がこの学校を巣立ち、現在でも大手企業やマスコミにも卒業生を毎年数多く輩出している。
09年4月より、2学部10学科を統合・再編し、「現代教養学部」の1学部、4学科、12専攻になり、学校全体での学びの道筋が見えやすくなった。女子大にしては数多くの分野の学科があり、その学びは、文学や史学、哲学などの人文学科、経済や社会、国際関係といった国際社会学科、心理やコミュニケーションの人間科学科、そして女子大では珍しい数学と情報の2専攻を擁する数理科学化の4学科にまたがる。特に数学科は、教育学部ではなく数学を究めたいと考えている女子学生には選択肢の一つに入るであろう。
パンフレット研究:東京女子大学
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