川端康成短編集『伊豆の踊り子・温泉宿』(岩波新書 1952)を読む。
作者20代の頃の初期の作品集で、表題作の他四編が収められている。
『伊豆の踊子』含め、作者の多分に自意識過剰な体験をモチーフにした作品が多くて感情移入できなかった。ただし、かつて天城湯ケ島温泉にあった売春宿での女性模様を描いた『温泉宿』という作品だけは、底辺に暮らす生の人間の生活が克明に描かれていて興味深かった。
『伊豆の踊り子・温泉宿』
コメントを残す
川端康成短編集『伊豆の踊り子・温泉宿』(岩波新書 1952)を読む。
作者20代の頃の初期の作品集で、表題作の他四編が収められている。
『伊豆の踊子』含め、作者の多分に自意識過剰な体験をモチーフにした作品が多くて感情移入できなかった。ただし、かつて天城湯ケ島温泉にあった売春宿での女性模様を描いた『温泉宿』という作品だけは、底辺に暮らす生の人間の生活が克明に描かれていて興味深かった。