月別アーカイブ: 2008年9月

『チンパンジーはちんぱんじん:アイとアフリカのなかまたち』

松沢哲郎『チンパンジーはちんぱんじん:アイとアフリカのなかまたち』(岩波ジュニア新書 1995)を読む。
京都大学霊長類研究所長を努める著者が、人間とDNAの塩基配列が98.3%一致するというチンパンジーに言葉や数を教える研究の一端を中高生にも分かりやすく解説している。語り口は平易だが、チンパンジーの色や形の認識、学習の過程、そして道具の使用などを長い年月をかけてデータをとり続ける研究者の執念が伝わってくる。

□ 京都大学霊長類研究所 公式ホームページ 所長松沢哲郎のあいさつ □

上野村へ

群馬県の南端、埼玉県と長野県に隣接する上野村へドライブに出掛けた。
現在、現代文の授業で哲学者内山節さんの「この村が日本で一番」という朝日新聞連載のコラムを扱っている。群馬県上野村在住のおばあちゃんの「この村が日本で一番。なぜならこの村から一歩も出たことのない私が言うんだから間違いない」という発言から、誰とでも交換可能な労働に従事し、いつでも交換可能な地域に住むことを強いられるグローバル化経済の正体を浮き彫りにするという内容の文章である。

3人の死刑を執行

本日のテレビのニュースを見ていると、保岡法相が3人の死刑を執行したと発表したというニュースが流れた。
毎日新聞のネットの記事によると、保岡法相は11日午前、法務省で会見し「職務から逃げるつもりはなく、大臣によって在り方が変わってはならない」と述べ、「慎重厳正に審査し、法秩序を守る責任者として毅然と行った。時期を選んだわけではない」と説明。前法相に続き執行を会見で発表したことについては「裁判員制度も始まる。可能な範囲で公開することは意義があると思う」と述べたということだ。

保岡法相の言葉の一つ一つは正しいと思う。国民主権の法治国家である以上、法相個人の恣意的な判断で刑の実行にぶれがあってはならず、可能な範囲での情報の公開は必須である。しかし、死刑制度そのものが現在の社会環境に照らしても間違ったものであり、

WindowsのノートPC

10年以上に渡ってメインマシンとして使ってきたMacをとうとう諦め、WindowsのノートPCをネットで購入した。
ここ5年ほど使っている12インチのパワーブックG4がすり当初はMacのノートも検討したが、様々なソフトの対応の如何や、Windowsに比べて値段が高くて諦めざるを得なかった。

購入したのはエイサーという会社のAspire Oneという9インチのノートである。手のひらサイズにしてはキーボードもしっかりしており、1GBメモリ、120GBのハードディスク、無線LAN、マルチメディアカードスロットなどノートPCの基本機能も充実しているのが決め手であった。
また現在使っているパワーブックG4であるが、熱暴走による突然のスリープが頻発するものの、CDも焼けて使い易いのでそのまま「母艦」として使用することにした。

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