藤原眞昭『栄養士・管理栄養士になるには』(ペリカン社 1996 改訂版2003)を読む。
高校生向けの職業選択の定番である「なるにはシリーズ」であるが、今回はかなり苦しい内容であった。栄養士の資格を取得した後、どのような将来や生活が待っているのかを、期待を込めて紹介するのが本書の展開パターンである。しかし、今回は栄養士を取得して学校の授業に参加するとか、出版社を経営するといった例外の紹介が多く、栄養士や管理栄養士を取得した学生が、一体どのような職業に就いているのか、そのマスの部分のの説明がなく、栄養士や管理栄養士の将来はさも薔薇色といった一辺倒な紹介に終わっているのが残念だ。
『栄養士・管理栄養士になるには』
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