青木和雄『HELP!:キレる子どもたちの心の叫び』(金の星社 2000)を読む。
母親の過大な期待に応えようと、学校でのいじめを両親に知られまいと、子どもは子どもなりに期待される自己像を無理にでも演出しようとする。そうした中で子どもは、母親や父親の何気ない一言に傷つき、そして心を閉ざしてしまったり、ショックのあまり声を失ったりと周囲の者に危険信号を発する。そうした危険信号をすばやく見定める日常からのカウンセリングの機会と周りの大人の「共感的理解」が大切であるといった教育臨床の公式が頭をよぎる。
『HELP!:キレる子どもたちの心の叫び』
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