中坊公平『中坊公平・私の事件簿』(集英社新書 2000)を読む。
いわずと知れた住専、整理回収機構の社長を努めた弁護士である。彼を評する言葉として「現場主義」という語がつとに有名であるが、ビラを撒いたり、座り込みをしたりと、弁護する人間と共にあろうとする姿が伺われた。当番弁護士制度の普及に精力的に活動したり、豊田商事事件では元社員のすでに収められた所得税まで取りかえすなどその活動は意欲と行動力に溢れている。これから司法を目指すものに是非読んでほしい本である。
『中坊公平・私の事件簿』
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