宮部みゆき『パーフェクト・ブルー』(東京創元社 1992)を読む。
ドラマの原作本を読んでいるような場面展開の激しい作品であった。
『パーフェクト・ブルー』
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宮部みゆき『パーフェクト・ブルー』(東京創元社 1992)を読む。
ドラマの原作本を読んでいるような場面展開の激しい作品であった。
回線が止められている間に読んだ本の紹介から。
清水義範『日本文学全集第一集』(集英社文庫 1996)を読む。
方丈記や平家物語、太平記を現代を舞台にして焼き直したパロディー的な作品である。会社を舞台にした太平記や売れない文学青年を語り部とした方丈記などは的を得ていて妙であった。
先週は韓国映画クァク・ジョヨン監督『猟奇的な彼女』(2002 韓国)を観にいった。
不覚ながら涙ぐんでしまった。運命というものが恋愛には欠かせないことを改めて認識した次第である。
引っ越しのため、先週3週間ぶりに回線が繋がった。また今週から雑記帳の更新を再開してみたい。
引っ越しのついでにプロバイダーも乗り替えようかとも思ったが、ADSLもそう長く使うことはないだろうと、8M契約のまま移転の手続きをした。
昨日フランス映画ダイ・シージエ監督『小さな中国のお針子』(アルバトロス・フィルム 2002)を大宮へ観にいった。
『戦場のピアニスト』を観に出掛けたのだが、満員で見ることが出来ず、仕方なく観た作品だったが、案外面白かった。中国大陸を滔々と流れる長江の三峡ダム建設のために潰れた小さな山村での恋愛話である。文化大革命時代に禁止されたバルザックの作品に触れたことで大きく変わっていく女性と、過去を忘れられない二人の男性の焦がれる気持ちが微妙に交錯する。中国の田舎を舞台としながらも、上質なフランス的な香りがほのかにする恋愛映画であった。