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『スリザー』

テレビで録画した、ジェームズ・ガン監督『スリザー』(2006 米)を観た。
宇宙からやってきた人間に寄生するミュータントがパニックを引き起こすという、典型的な低予算のB級アメリカンゾンビ映画である。
ビールを片手に頭を空っぽにして楽しむ映画であるが、こういう娯楽映画も大切である。

『SRサイタマノラッパー』

入江悠監督『SRサイタマノラッパー』(2009 ノライヌフィルム)をDVDで鑑賞した。
埼玉の外れという中途半端な田舎で、高校卒業して職にも就かずヒップホップで世界に出ようという夢を追いかける若者の姿を描く。
東京都心まで電車で一本、2時間弱の距離なのだが、その分だけ若者の将来に対するやるせなさが浮かび上がってくる。
田山花袋の『田舎教師』も同じく、羽生でグダグダと現実に埋没していく文学青年を描いたが、その意味で、この『SR〜』も現代版『田舎教師』と評してもよいのではないだろうか。

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=UEo-FyUnzE0[/youtube]

『愛を殺さないで』

テレビで放映された、アラン・ルドルフ監督、デミ・ムーア主演『愛を殺さないで』(1991 米)を深夜に観た。
警察での尋問と過去の連続殺人事件のシーンが交互に展開され、最後の最後で、そもそもの発端となった殺人事件の真相が明らかになる。
映像で見るよりも、脚本で読んでみたかった作品であった。

『おまえうまそうだな』

おまえうまそうだな

先日テレビで放映された、藤森雅也監督のアニメ映画『おまえうまそうだな』(2010 日本)を子どもと一緒に観た。しかし、子どもは途中で飽きてしまったので、結局、私一人で最後まで観ることになった。

草食のおかあさん恐竜が、川を流れてきた肉食のティラノサウルスの卵を拾い、やさしく育てるという場面から話は始まる。やがて肉食の恐竜は大きくなるに連れ、母親や兄弟を食べてしまいたいという恐怖から群れを離れてしまう。しかしそのティラノサウルスが、ひょうんなことから今度は草食の恐竜を育てるはめになってしまう。
互いに対立関係にある恐竜同士が、種を超えて家族愛で結ばれるヒューマンドラマとなっている。昨今のアニメ映画にしては雑な絵作りなのだが、大人も十分に楽しめる内容であった。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=OV4ZsYSfw6k[/youtube]