『男はつらいよ:純情篇』

妻子が寝静まってから、リビングで一人、「ドンタコス」一袋と「KIRIN 淡麗グリーンラベル」片手に、渥美清主演、山田洋次監督『男はつらいよ:純情篇』(松竹 1971)を観る。

『男はつらいよ』シリーズの定石通り、放浪暮らしから柴又に帰ってきて、ほろ苦い失恋からまたテキ屋生活に戻っていく。

子どもの頃、中年オヤジの恋物語だと見向きもしなかった。しかし、今観ると、主役渥美清さんも妹さくら役の倍賞千恵子さんも若い!! いつの間にか私自身が車寅次郎の年齢になってしまっている現実に気づかされた。いざ40代間近になってみると、車寅次郎の親もいない独り身で全国各地を放浪している肩身の狭さがひしひしと実感として伝わってくる。

また、マドンナ役の若尾文子さんが若かった。黒川紀章の夫として国政にチャレンジしていた姿が未だに強いが、

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