映画」カテゴリーアーカイブ

『ダイヤルM』

下の子を寝かしつけながら、地上波で放映された、マイケル・ダグラス主演『ダイヤルM』(1998 米)を観た。
ピーターフォーク主演のドラマ『刑事コロンボ』のような展開かと思いきや、刑事はほとんど顔を出さず、当事者同士の騙し合いのちょっとした綻びから話は展開していく。主役級の登場人物が3人いるのだが、誰もが脛に傷をもっており、結末が読めずに楽しむことができた。

『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』

妻と子どもが寝静まって、一人リビングで、地上波で放映された、ロバート・デニーロ、ダコタ・ファニング主演『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』(2005 米)を観た。
最初は昨日見た「怨念系」のホラー映画かと思ったら、娘思いの良きパパと殺人鬼の二人の人格が同居する二重人格者が犯人のサスペンス映画であった。
テレビ放映にあたってカットがあったためか、途中辻褄が合わないところがあったような気もするのだが、主演の女の子を演じたダコタ・ファニングの「鬼気迫る」表情が粗を全てカバーしている。

『リング』

地上波で放映された、中田秀夫監督、松嶋菜々子・真田広之主演『リング』(1998 東宝)を観た。
鈴木光司原作の『リング』『らせん』『ループ』の一連の小説が好きだったので、自分自身の世界観を壊したくなく敢えて避けてきた映画である。
原作の不気味な世界を求めてしまうと幻滅であろうが、原作と設定から大きく異なっており、全く別の映画として楽しむことができた。

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」と、薄気味悪く思ったものも、その正体を知れば怖くも何ともないという意味のことわざがある。この映画も、もどかしいカメラアングルと不気味な不協和音が続く前半は「頭身の毛も太る」ほどなのだが、後半正体が分かるにつれてどんどん恐怖が薄れていく。

そもそも「近代科学」の発展自体、自然の脅威や異世界の闇が照らされ、全てが説明可能となっていくことで安心を得るプロセスであった。言っていることがよく分からないが。。。。。疲れているな。

『バイオハザードⅣ:アフターライフ』

地上波で放映された、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演『バイオハザードⅣ:アフターライフ』(2010 英独米)を観た。
気持ちいいのか、気持ち悪いのかすら分からなくなるくらいのリビングデッドとの銃撃・殺戮シーンが続く。前作との続きがよく分からなかったが、物語の設定などどうでもよく、現代版『ランボー』のように、主人公の目に映る「異質」な者が徹底して血を流していく。

『鍵泥棒のメソッド』

この3連休の間、私は3日間とも仕事と仕事がらみの用事が入ってしまい、妻と子どもたちが実家に帰っている。久しぶりの独身気分で、映画館に出かけた。
内田けんじ監督、堺雅人・香川照之・広末涼子主演『鍵泥棒のメソッド』(2012 クロックワークス)を観た。
内容や展開の飛躍や粗などはどうでもよく、堺雅人と香川照之、広末涼子の3人の演技が全てを支配する映画であった。3人とも表情が大変に豊かで、冒頭からひきこまれてしまった。

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