大森昌衛責任編集『地学 野外調査の方法』(築地書館 1967)を少しだけ読む。
かなりの時代物で、野外調査には脚絆の着用や地下たびの上からの草鞋の重ね履きなど、今となっては想像もしにくい内容のアドバイスがあった。
「読書」カテゴリーアーカイブ
『カラーでよみがえる日本軍の戦い』
日本戦史研究会『カラーでよみがえる日本軍の戦い』(宝島新書 2008)をパラパラと読む。
神社のパンフレットや社史を制作している杜出版が中心となって作られた本である。そのため、あからさまな史実の間違いはないが、日本の軍用機の性能の高さや日本兵の勇敢で慈悲深い行動、アジア解放の理念などを讃える説明となっている。ただ、昔の白黒写真にCGで彩色されるだけでも、当時のリアルな戦争の匂いが漂ってくるようであった。
『人格障害かもしれない』
磯部潮『人格障害かもしれない:どうして普通にできないんだろう』(光文社新書 2003)をパラパラと読む。
著者は精神科医で、自身が診察してきた「人格障害」の患者の症例を紹介している。また、新潟少女監禁事件や池田小学校児童殺傷事件、神戸連続児童殺人事件の加害者の人格障害の分析や、尾崎豊、太宰治m、三島由紀夫も分析の対象としている。つまらない本であった。
『世界一やさし〜い 経済のイロハがわかる本』
石井勝利『世界一やさし〜い 経済のイロハがわかる本』(ビジネス教育出版社 2009)を読む。
一項目1ページの構成で、消費税や失業率、雇用統計などの用語について簡単な説明がなされている。ちょうどリーマンショックの頃に出版されたので、円高不況、株価下落、求人激減など、今とは真逆のことで苦しんでいるのが興味深かった。
『ブッダの幸福論』
アルポムッレ・スマナサーラ『ブッダの幸福論』(ちくまプリマー新書 2008)を読む。
1945年生まれの著者はスリランカ出身の僧侶で、1980年に国費で来日し、駒澤大学大学院仏教学専攻博士後期課程を卒業している。上座仏教普及の旗振り役で、数多くの本を執筆している。大乗仏教は仏を信仰するが、上座仏教は神も信仰もなく、他の宗教と異なると説く。そして、仏教は釈迦の「教え」であって「宗教」では無く、論理的で実践的な「心の科学」であるとし、今この場で役に立ち、自ら実践し理解する智慧の教えであると説明している。
本作でも、平易な語り口で、ゴータマ・ブッダの教えを日常生活に生かし、幸せになるコツが紹介されている。不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不飲酒の五戒だけはやってはいけない、布施、愛語、利他、平等の四摂事を実践すれば、あとは唇や鼻にピアスをつけようが自由であるという。
