読書」カテゴリーアーカイブ

『闘魂戦記』

アントニオ猪木監修・木村光一編『闘魂戦記:激白 格闘家・猪木の真実』(KKベストセラーズ 1996)を読む。
1970年代の格闘技ブームを支えたアントニオ猪木の経歴に始まり、戦い方や異種格闘技戦の裏側まで、マニアが喜ぶような内容がつまった一冊となっている。
私も知らなかったのだが、アントニオ猪木は14歳の時にブラジルに移民し、円盤投げと砲丸投げで全ブラジル選手権で優勝している。その活躍を力道山に見出されて、日本プロレスに入門することになったのだ。

『宇宙の誕生』

二宮正夫『宇宙の誕生』(岩波ジュニア新書 1996)をパラパラと読む。
著者は京都大学理学部物理学科を卒業し、湯川秀樹が創設した京都大学基礎物理学研究所で教授を務めた、本家本丸の人物である。原子の仕組みから、素粒子、量子力学、相対性理論、ビッグバンへと、ミクロな世界と宇宙が繋がっている不思議な世界について、一つ一つ丁寧に説明している。

『麻里子さまのおりこうさま!』

NHK「麻里子さまのおりこうさま!」制作班協力『麻里子さまのおりこうさま!』(ポプラ社 2011)を読む。
AKB 48に在籍していた篠田麻里子さんが出演していたNHKの教養番組の内容の書籍化である。
地球温暖化や生態系などの一般的なテーマから、資本主義や進化、惑星、年金などちょっと深いテーマも扱われている。番組の振り返りのような内容で中身は薄い。

『変わる学校のトイレ』

小林純子『変わる学校のトイレ:子どもの思いを形にする』(草土文化 2002)をパラパラと読む。
著者は日本女子大学家政学部住居学科を卒業し、公衆トイレや学校のトイレの設計を手がける事務所の代表を務めている。

かつて「4K(臭い、汚い、暗い、怖い)」と呼ばれた学校のトイレを、明るく、広く、清潔に、そして、おしゃべりの場であったり、一人でホッとする空間であったり、多様な要望を実現するトイレについて提案されている。

私たちおとなもそうですが、忙しい時トイレに行くと、ほっとして気分が改まります。人間関係にイライラしていても、トイレに行って冷静になれる時もあります。(中略)学校では、ひとりになって自分自身を見つめたり振り返ることができる場所は、トイレの他にあまり見あたりません。トイレはそういう時、手っ取り早く、かつ自然にひとりになれる場所です。