『白夜』

今日は指の怪我のため午後に病院へ出掛けた。
結局は湿布でも貼ってればそのうち直るでしょうという程度の怪我だったのだが、診察まで2時間近くも待たされた。その間ドストエフスキーの『白夜』(角川文庫)を読むことができた。1848年に発表された、心の中に深いトラウマを持つ男女の恋愛小説である。たった4日間の白夜での出来事であるが、単純に相手に好意を持っている自分に気付き、相手に愛していると告白をするためだけに多くの時間を費やすのだ。短い話であるが結末を含めて印象に残る作品であった。

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