『エクスタシー』

村上龍『エクスタシー』(集英社文庫 1995)を読む。
表題をつけるなら、「セックスとSMとドラッグに溺れた人間模様」と表されるのであろう。原著は1993年1月の刊行である。バブル経済に溺れる日本人の裏心情をSMとドラッグでもって象徴させるという手法は10年前は機能したのであろう。しかし、バブルもすっかり過去の記憶となった2002年の現在に読んでも正直ピンと来ない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください