『ヴィレッジ』

village_movie

M・ナイト・シャマラン監督映画『ヴィレッジ』(2004 米)を観に行った。
森の怪物に怯えるホラー映画かと期待して観に行ったが、完全な肩透かしを食らうことになった。しかし、映画自体はなかなか深い内容で面白かった。周囲と隔絶された奥深い森の中で、19世紀の古い生活習慣を守りながら犯罪もないアーミッシュのようなユートピアを作ろうとする犯罪被害者の涙ぐましい努力が作品のテーマとなっている。

わずか60人しかいない村の長老たちは、貧富の差のない原始共産社会を目指すのだが、そうしたお金もない社会を維持するためには莫大な費用がかかってしまうといういささか逆説的な命題が提示される。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください