『キャラクター・コミュニケーション入門』

 秋山孝『キャラクター・コミュニケーション入門』(角川oneテーマ21 2002)を読む。
 これまで漫画アニメ大国である日本において正当に評価されてこなかった「キティちゃん」や「ペコちゃん」といったキャラクターの芸術的価値と資産的価値について分析を加えている。キティちゃんやアンパンマンにしろ、また、フェリックスや鉄腕アトムにしろ人気のあるキャラクターの造形には一定の法則があることを秋山氏は明らかにしている。そしてその法則は幼い子どもの描くデフォルメ化された動物の絵と大変良く似ている。この法則の延長上にある限りキャラクターは永遠であると著者はまとめる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください