『和田式書きなぐりノート合格法』

和田秀樹『和田式書きなぐりノート合格法』(学研 1993)を読む。
受験技術や社会人教育についての著書も多い和田氏が、現役高校1、2年生を対象に受験のノウハウをまとめている。単に板書を丸写しにするだけのノート作りには何の意味ないと断言した上で、自分なりの理解の過程や注意事項をまとめたノート作りを提案する。そうした自分なりの理解の仕方を併記したノートを作っていくことで、自分の得意な分野、不得意な分野が見え、自分の勉強のペースが作りやすいのである。「ポートフォリオ」的に自分の現状を客観視するためのノートを作成することで、受験に対するいたずらな不安も消えていくというのだ。ノートのまとめ方について具体的な作成例も紹介されており、受験生にお勧めしたい本である。

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