『きことわ』

第144回芥川賞受賞作、朝吹真理子『きことわ』(2011 新潮社)を読む。
25年ぶりに再会した貴子(きこ)と永遠子(とわこ)の再会シーンと回想シーンが連なる。主人公たちが現在に悲観することもなく、人生を考えるわけでもなく、淡々と話は展開されていく。技巧を凝らしたのか、現在の描写から過去の描写へとすーっと流れていくので、話の脈絡が妙に掴みにくかった。

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