今日のスクーリングの授業の一つは、日本でナイチンゲール思想を現場に活かすための研究をしている金井先生の講義であった。
ナイチンゲールは子ども向けの伝記などを読むと、「白衣の天使」と心優しい看護師の母ぐらいにしか考えられていないが、実際は社会学的アプローチによる貧困層や福祉の調査や看護理論の研究に後半生を費やした人である。金井先生はそのナイチンゲールの思想に着目し、看護をベースに介護の理論を土台として、個々の利用者を看るための方法論を構築しようとしている。その詳細は「KOMI理論」としてまとめられている。介護職の人たちにもかなりの専門性を求めるものであり、介護職の自立に向けた一つのありようとして注目していきたい。
金井先生の講義
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