夏の13冊目
杉山知之『デジタル書斎の知的活用術』(岩波アクティブ新書 2003)を読む。
デジタルハリウッドというCGやDTP、プログラミングの専門学校を経営する著者が、忙しい時間をやりくりするためのメールコミュニケーションやスケジュール管理、また映像や音楽、テレビ番組を全てデジタルで処理し活用するノウハウを紹介する。ノートパソコンのバッテリー管理やデータのバックアップなど、著者自身が実際に試行錯誤を経て日々行なっているデジタル活用術なので、大変分かりやすい。
「デジタル」というと人間の感覚を超えた漠然としたものに感じがちであるが、著者はCPU内蔵のレゴロボットを実際に動かしてプログラミングの難しさを実感したり、旧型の機械式ポラロイドカメラをいじることで、アナログな感覚を有する人間とデジタル世界のバランスを取ることが大切だと述べる。
詳細は杉山氏のブログを参照して下さい