中村美佐子『おそるおそるFXをやってみた』(文芸社 2007)をさらっと読む。
耳慣れない言葉だが、FX(外国為替証拠金取引)とは、掛け金の数パーセントほどの少ない金額(証拠金)を担保に多額の為替取引がネット上で可能となる仕組みである。会社によっては10万円で1000万円もの取引が可能となるギャンブル性の強い財テクである。1ドル1円円安に振れるだけで、10万ドルの取引があれば、10万円の儲けが生じる。逆に一時間で10万円の損失が生じる可能性もあるのだ。また、現在の日本円と外国の通貨の金利差を利用して毎日利息がつくスワップという仕組みがあり、10万ドル預ければ、一日につき1500円近くも利息が振り込まれる。
本を読むだけだと、これ以上うまい話はないように聞こえる。確かにハイリターンであるが、ハイリスクな商品であるということを忘れてはならない。
『おそるおそるFXをやってみた』
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