晴山陽一『たった10日の基礎英語』(青春出版社 2003)を読む。
一通り英語を勉強してきた大学生や社会人などを対象とした本であり、助動詞や準動詞、受身形などを新しい視点から分かりやすく解説している。現在の自分の心許ない英語力にぴったりの本であった。
解説もちょっと洒落ていて、例えば、受身形は「話題の中心をシフトする方法」と説明したり、また、「動詞と助動詞を兼務しているのはbe動詞、do、haveの3人ということになる」、「不定冠詞のaは『全然特定できないけど、とにかく1つの」という”形容詞”。そして定冠詞theは「すでに特定ずみ」を示す”形容詞”なのだ」などと見事に大胆にまとめている。
作者の語り口が気に入ってしまい、ついついネットで晴山氏の本をもう5・6冊購入してしまった。果たして7月下旬の出発までに口語英語をものにすることが出来るだろうか。
□ 作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト □