清水義範『日本語必笑講座』(講談社 2000)を読む。
毎日新聞で2年間に亘ったコラムや他の雑誌に書き散らした言葉についての雑感がまとまっている。
「貴ノ浪、通産四百勝目を白星で飾りました」(それを白星で飾れない人はいないであろう)とか、「どたキャン」は別の言葉で言い表せないニュアンスが含まれており、辞書に入れるべきだとか、もともと日本語の過去形は完了の助動詞「たり」の「リ抜き言葉」であったわけで、「ラ抜き言葉」を問題にする文部省の役人こそ国語ゴロである、といったように言葉をめぐる解釈の微妙な違いや間違いについて面白く、かつ真面目に解説を加えている。
上記の「白星で飾る」など、「なるほど~」と思うことしきりであった。
『日本語必笑講座』
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