『旅は靴ずれ、夜は寝酒』

林真理子『旅は靴ずれ、夜は寝酒』(角川文庫 1989)を読む。
主婦と生活社刊行の雑誌『JUNON』の連載された紀行文の文庫化である。林さんの各地への講演旅行を中心に、編集者や現地のガイドなどとの交友録となっている。
暇つぶしに手に取ってみたので、あまり感想はないが、1980年代後半の出版社の羽振りの良さが印象的だった。連載のためならさっと一流ホテルを用意し、編集者が旅行の見送り出迎えに参上する。今では考えられないバブリーな当時の出版業界の一端が垣間見えて面白かった。

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