『しんぼる』

symbol_movie

松本人志主演・監督映画『しんぼる』(2009 松竹)を観に行った。
「不条理でシュールな発想に、これまで押したことのない脳ミソのツボを刺激されているうちに、壮大なスケールの世界観へと上り詰めていく」という宣伝の文章にある通り、観客の解釈を受け付けない意味不明な世界が画面いっぱいに展開される。
前半は村上春樹の『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』のような二つのパラレルワールドの話が進むが、後半は世界を操る神に近づこうとする男を象徴的に描く。お笑いと純文学を組み合わせた新しい映画で、次回作も期待したい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください