オバタカズユキ『早稲田と慶應の研究』(小学館新書,2018)を読む。
久しぶりに購入してすぐに、一気に全文を読んだ。受験が大変であった1988年との比較や2000年代以降の変化が中心にまとめられており、受験生向けというよりも、早慶出身の卒業生向けの内容となっている。著者は受験生や大学生目線での大学案内として有名な『大学図鑑!』を20数年にわたって監修しており、特にキャンパスの立地や環境について詳しく書かれていた。
正直、慶應大学の看護医療学部や薬学部、早稲田大学の国際教養学部、スポーツ科学部など、名前は分かっていたものの、実際の学生が使用するキャンパスや校舎の様子なども記されており、1990年代との雰囲気の違いもよく分かった。
先ほど、アマゾンで「大学図鑑!2025 有名大学82校のすべてがわかる! 」を調べたところ、受験界隈で有名なwakatte.TVとのコラボも組まれており、鬼に金棒ではないか。
早稲田のかつてのイメージであった「バンカラ」とは、漢字で「蛮殻」と書き、西洋かぶれのおしゃれさんを指した「ハイカラ」をもじった造語であるとのこと。