『黒冷水』 コメントを残す 第40回文藝賞を受賞した、羽田圭介『黒冷水』(河出書房新社 2003)を読む。 作者の羽田氏は執筆当時高校3年生である。兄と兄の机を執拗に「漁る」弟の葛藤を描く。高校生離れした筆力であり、将来に期待が持てる。