本日の東京新聞夕刊一面に、イエメンの親イランのフーシ派が、日本郵船がチャーターしている貨物船を拿捕したとの記事が掲載されていた。紅海周辺はアフリカ大地溝帯に連なる広がる境界にあり、原油や天然ガスがあまり産出しない。
イエメンは一人当たりGNIが940ドル(2019年/世銀)に過ぎず、アラブ最貧国であり、全人口の8割にあたる約2,400万人が何らかの人道支援と保健を必要としている。特に、食料、医療、衛生状況は深刻で、約1,000万人が慢性的な食料不足状態にあるという。
私の勝手な憶測だが、ガザ地区のハマスやシリアのヒズボラは、イスラム主義に基づく福祉運動を展開しているが、フーシ派は地に足のついていない単なる武装組織であって、あまり共感はできない。