竹中平蔵『竹中先生、経済ってなんですか?』(DMD JAPAN 2008)を読む。
小泉内閣で総務大臣を務め、郵政民営化に協力した竹中氏の名前が冠された本である。漫画や会話文で為替や金融政策、景気、株式会社について、分かりやすく説明されている。経済の素人には理解しにくい「資本」について、「パンを生産する工場の機械」や「家事労働の際の洗濯機や掃除機」など、仕事の生産性を高め、経済を豊かにするという説明は理解できた。
どこまで著者本人が関わったのか分からないが、「インフレ」や「株」など、個々の用語の説明は分かったが、経済という全体像は理解できなかった。