木下慎次『消防車が好きになる本:知っていれば消防車を見る目が変わる』(イカロス出版 2002)をパラパラと読む。
著者の木下氏は、防災関連の本を何冊も出しており、レスキュー関連のイベントなどを手がけるライターである。
タイトルには「消防車が好きになる」とあるが、実際は「好きな人しか読まない」本であった。語り口はソフトなのだが、各地の消防署でオーダーメイドで作製される消防車の類別やポンプやハシゴの仕組み、消防車の写真の撮り方など、マニアックな内容であった。決して子供向けの本ではなく、これぞマニア向けという内容の本であった。