大谷素道原作・構成、斉藤祐一マンガ『東大生が描いたマンガで学ぶ大学受験』(飛鳥新社 2007)を読む。
主に宅浪で、参考書を中心に勉強を進める浪人生向けに、英数国理地歴の5教科について、具体的な1年間の参考書学習のスケジュールと、おすすめの参考書について詳しく説明されている。歴史総合や理科基礎が始まる前の、2つ前の学習指導要領時代なので、現在とは当てはまらない部分もあるが、教科書や参考書を何周もこなしていくことで、しっかりと合格への道筋を示している良書である。黄色チャートへの評価や参考書の選び方から使いこなし方までびっしりと書かれており、私自身が受験生時代に読みたかった本である。
マンガの方はつまらない内容であったが、手に取るきっかけにはなる。改訂が望まれる本であった。