『贖罪』

湊かなえ『贖罪』(双葉文庫 2012)を読む。
2009年に刊行された本の文庫化である。短編集だと思っていて第1話だけ読んで、しばらく放っておいた本である。3週間ほどカバンに入れっぱなしで、今日再開したところ、止まらなくなった。登場人物の全員がタイトルにある贖罪を背負うという運命に導かれた内容で、著者の物語の構想力に驚かされる。オススメの一冊である。