『男と女のすれ違いはすべて言葉で起こっている』

バーバラ・アニス+ジュリー・バーロウ『男と女のすれ違いはすべて言葉で起こっている』(主婦の友社 2003)を読む。『話を聞かない男、地図が読めない女』と同じような内容で、具体的な場面で男女の違いを説明している。男女とも100%男性、100%女性を想定して書かれており、いささかステレオタイプだが、読み物としては面白かった。

議論で一番大事な点はというお題に対して、男性は「それは、事実、数字、念入りな理論だよ」と答える。一方女性は「それは、個人の体験、他人の体験でしょ」と答える。商品の広告なども男性向けはスペックが重視され、女性は体験談が重視されるなどの違いに表れている。