本日の東京新聞朝刊に、さいたま市大宮区にある埼玉朝鮮初中級学校に常勤の保健室の先生が着任したとの記事が掲載されていた。埼玉朝鮮学校は学校教育法に基づく「正規の学校」とは認められておらず、いまだに学生証のない「各種学校」として位置づけられている。そのため卒業しても中学校卒とも高校卒ともならない。幸い中学高校に相当する中級学校を卒業すれば、ほぼ全ての大学への受験資格を得ることができる。
日本の公教育の中に位置付けられながらも、学校の運営は授業料や寄付金、補助金に頼らざるを得ない。なぜ日本に在日コリアンが多数在住しているのかという歴史的な経緯を踏まえれば、朝鮮学校の子どもたちへの支援は、日本の学校並みに拡充すべきである。それは北朝鮮への経済政策と矛盾するものではない。この点は中間考査前の最後の授業でも触れたかと思います。