本日の東京新聞国際面より。
6月の分散登校中に紹介した、インド北部のラダックでの中印の軍事衝突の後日談である。インドと中国の両大国はブータンの東側と、パキスタンと領有を争っているカシミール地方に隣接したラダック地方の二つで、国境が未確定となっている。中国は「一帯一路」経済圏構想により、中国内陸部からインド洋に直接出ることのできる高速道路網の建設に乗り出している。それぞれミャンマーやマレーシア、バングラデシュ、スリランカなどのインドの東側の国と、パキスタンやアフガニスタン、イラン、イラクなどのインドの西側の国と連携を強化し、インドを取り囲むように経済だけでなく、政治や武器供与などでも協力関係が構築されつつある。一方、インドは米国との連携の緊密化を図っており、中国と米国とのいざこざがニュースに取り上げられない日は無いほどになっている。
TikTok だけでなく、クリケットなどのスポーツまで中印の不仲が表面化するという