「首都直下型 常に警戒を」

本日の東京新聞朝刊に、一昨日の首都圏を襲った地震の分析が掲載されていた。
記事によると、千葉県北西部を震源とする今回の直下型地震だが、原因は太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界付近で起きたという。あれっと思って少し調べてみた。

授業の中で、日本は4枚のプレートの合わせ目に位置しているという話は何度かしている。しかし、以下の平面図を見ても太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界は伊豆・小笠原海溝であり、関東から遠く離れている。今回は直下型地震なので、千葉県北西部の真下に震源がないといけない。

そこでネットで調べてみたところ、伊豆半島付近で北米プレートの下にフィリピン海が潜り込み、関東地方の地下深いところで、フィリピン海プレートの下に太平洋プレートが沈み込んでいることが分かった。今回の地震の深さが75kmだと判明しているので、私たちが暮らす足元の地面を75,000m掘っていくと、下図にあるような今回の震源まで辿り着けるという訳だ。