第29回江戸川乱歩賞受賞作、高橋克彦『写楽殺人事件』(講談社文庫 1986)を読む。
2回目のワクチン接種で外に出かける気にならないので、久しぶりにじっくり本と向き合った。
東洲斎写楽をモチーフにしているのだが、殺人事件ということは忘れ、流通を重視した田沼意次から寛政の改革を実施した松平定信へと世相が180度転換する中で現れた謎の多い写楽にどんどん惹かれていった。登場人物と一緒に画期的な研究に携わってるような興奮を覚えた。間違いなく名作である。
第29回江戸川乱歩賞受賞作、高橋克彦『写楽殺人事件』(講談社文庫 1986)を読む。
2回目のワクチン接種で外に出かける気にならないので、久しぶりにじっくり本と向き合った。
東洲斎写楽をモチーフにしているのだが、殺人事件ということは忘れ、流通を重視した田沼意次から寛政の改革を実施した松平定信へと世相が180度転換する中で現れた謎の多い写楽にどんどん惹かれていった。登場人物と一緒に画期的な研究に携わってるような興奮を覚えた。間違いなく名作である。