「中印衝突 インド軍20人死亡」

本日の東京新聞朝刊に、中国とインドの間の国境未確定地域で両軍が本格的に軍事衝突をし、死亡者まで出たとの報道があった。記事によると、軍事衝突で死者が出るのは、1975年以来、45年ぶりである。

地図帳P27の南アジアの地図を見てください。パキスタンの首都イスラマバードから北西に400kmほどの、カラコルム山脈のところにラダク(Ladakh)と呼ばれる地域があります。地図の色で見ると、標高3,000mを超える山岳地帯です。

おそらくは、中国進出の背景にはパキスタンとの何らかの関係が含まれているものと推測できる。国際政治のセオリーは、「敵の敵は味方」です。インドの宿敵であるパキスタンに対し、中国が秋波を送ったのではなかろうか。