『粘土でにゃにゅにょ』

田中敬三『粘土でにゃにゅにょ:土が命のかたまりになった!』(岩波ジュニア新書 2008)を読む。
滋賀県にある重症心身障害者通所施設で、粘土を活用した作業療法に取り組む著者の実践報告である。こねくり回しても、穴を開けても、投げつけようが、顔に塗りたくろうが、時には食べてしまっても平気な粘土の持つ可能性に言及している。