武光誠『一冊でつかむ日本史』(平凡社新書 2006)を読む。
薄手の新書であるが,中央政権と地方勢力の均衡の崩壊や,朱子学や陰陽五行説の否定と科学思想の普及,ヨーロッパの市場拡大による世界分割などの要因によって歴史が動いてきた点に絞って,歴史哲学の視点から日本史を大づかみに掴むことができる一冊となっている。
平安時代の荘園制の発展は理解しにくかったが,縄文文化と弥生文化の対立の過程や,鎌倉幕府と室町幕府,豊臣政権の支配形態の違いなど,図説入りで分かりやすかった。
武光誠『一冊でつかむ日本史』(平凡社新書 2006)を読む。
薄手の新書であるが,中央政権と地方勢力の均衡の崩壊や,朱子学や陰陽五行説の否定と科学思想の普及,ヨーロッパの市場拡大による世界分割などの要因によって歴史が動いてきた点に絞って,歴史哲学の視点から日本史を大づかみに掴むことができる一冊となっている。
平安時代の荘園制の発展は理解しにくかったが,縄文文化と弥生文化の対立の過程や,鎌倉幕府と室町幕府,豊臣政権の支配形態の違いなど,図説入りで分かりやすかった。