『ゼンガクレン』

猪野健治『ゼンガクレン:革命に賭ける青春』(双葉社 1968)をパラパラと読む。
古本屋の800円の値札が付いているが、どこで手にいれた本なのかは覚えていない。
1950年代前半の山村工作隊の失敗、六全協以後のブントの分裂、日米安保闘争、革共同の分裂、三派全学連の盛り上がりまでが、歴史の教科書のように分かりやすくまとめられている。サングラスを外した黒田寛一氏の写真も掲載されておりビックリした。wikipediaによるとクロカン氏は2006年6月、埼玉県春日部市の病院にて肝不全のため死去されているとのこと。

最後は高校生の学生運動に火がつき始めたというところで締めくくられている。タイトルにもある通り、全学連のプロパガンダ的な性格を帯びており、1968年という時代を感じる作品であった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください