『サラダ記念日』

俵万智歌集『サラダ記念日』(河出書房新社 1987)をちょっとだけ読み返す。
執筆当時は新しい感覚で書かれた歌も、30年経ってみれば「昭和」を感じる作品がいくつかあった。
LINEやtwitterを日常的に使いこなす現代の10代の若者は、以下の歌をどのように解釈するのであろうか。

書き終えて切手を貼ればたちまちに返事を待って時流れ出す

よく進む時計を正しくした朝は何の予感か我に満ちくる

天気予報聞き逃したる一日は雨でも晴れでも腹が立たない

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