内田康夫『棄霊島』(文藝春秋 2006)を読む。
単行本上下巻で700ページほどの長編である。数日にわたって、ちょこちょこと読んでいった。
長崎の軍艦島を舞台に戦時中に強制連行の歴史や戦後の帰国に伴う混乱、北朝鮮の拉致活動、靖国神社と信仰など、大きな歴史や社会問題に触れながら事件は展開していく。昨年か一昨年あたりに読んだ『贄門島』と同じく、戦時中の強制連行に正面から向き合っており、大変好感の持てる作品であった。
『棄霊島』
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内田康夫『棄霊島』(文藝春秋 2006)を読む。
単行本上下巻で700ページほどの長編である。数日にわたって、ちょこちょこと読んでいった。
長崎の軍艦島を舞台に戦時中に強制連行の歴史や戦後の帰国に伴う混乱、北朝鮮の拉致活動、靖国神社と信仰など、大きな歴史や社会問題に触れながら事件は展開していく。昨年か一昨年あたりに読んだ『贄門島』と同じく、戦時中の強制連行に正面から向き合っており、大変好感の持てる作品であった。