高石鉄雄『高石式 アクティブサイクリング 自転車に乗ろう!』(土屋書店 2009)を読む。
著者は名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科で、運動生理学の観点から自転車と健康について研究をしている専門家である。
スポーツや趣味からではなく、健康という面から自転車に真正面に向き合っている。歩行と自転車の消費エネルギーの違いや、自転車のタイプと心拍数の変化、ペダルの位置による使われる筋肉の種類など、計測データに基づいて科学的に説明がなされている。結論としては、メタボ対策の一番の特効薬は血糖値コントロールに優れた自転車であり、さらに軽快車よりもクロスバイクの方が、体の後ろにある大臀筋や大腿二頭筋をバランスよく使うため、美容にもベストであるとのことだ。やはり健康科学の専門家の意見なので、ストレッチやフォームを含めてすんなりと納得することができた。
自転車通勤を始めてまだ1ヶ月であるが、体重は1kg減った。ウエスト部分は確実に細くなってきている。事故や怪我をしたら何もかもが水の泡なので、事故や怪我をしない技術を徐々に身につけていきたい。