真ん中の子を連れて春日部のイオンシネマで、高橋滋春・ウシロシンジ監督『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』(2014 東宝)を観た。
小さい子ども向けの映画であったが、スターウォーズやドラえもん、ジブリ映画などを上手く取り入れており、30代、40代のお父さんお母さんも楽しめる工夫が凝らされている。また、60年前の昭和30年代にタイムスリップするので、60代以上のお爺さんお婆さんも楽しめるような時代やキャラクター設定がなされている。親子3世代の万人受けを狙ったアニメ映画の「紅白歌合戦」と言っても過言ではないだろう。
それにしても、よく計算されつくしたアニメである。テレビ、ゲーム、音楽、映画などのメディアミックスは元より、戦隊シリーズと似た玩具の販売や、ゆるキャラブームに乗ったキャラクター商品の展開など、日本人の感性も巧みに計算した上での戦略には全くの隙がない。
映画の最後には、1年後の年末映画の宣伝があったが、当分の間、この勢いは衰えないであろう。
『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』
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